製品やサービスを成長させるための鍵を握るのは何か。必要な機能も価格競争力もある。認知度も低くない。それでも成長が伸び悩むなら、「UI UXデザイン」に原因が潜んでいる可能性がある。もちろん多くの企業が製品・サービスの開発時にUIやUXにこだわって設計しているはずだが、実際には理想的なアウトプットになっていないケースは決して少なくない。
そのような課題の解決を通じて、多くの企業から信頼を集めているのが、UI UXデザインのプロフェッショナル集団であるニジボックスだ。「全ての企業のサービスを成長させる」をミッションに、UXデザイン、クリエイティブ、開発までをワンストップでサポート。単なる受託制作に留まらず、ビジネスの最上流からリリース後のグロースまでを一気通貫で支援する「サービスプロデュース事業」を展開している。
この記事では、クライアントの抱える課題や同社のソリューションの特徴、実際のクライアントからのお声、今後の展望について、UI UXデザイン統括本部 UX・ディレクション室 室長 吉川 聡史 氏と、事業統括本部クライアントソリューション部 部長 岸 廉太郎 氏に聞いた。
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(左)株式会社ニジボックス UI UXデザイン統括本部 UX・ディレクション室 室長 吉川 聡史 氏
(右)株式会社ニジボックス 事業統括本部 クライアントソリューション部 部長 岸 廉太郎 氏
受託制作に留まらず、UI UX設計・改善による顧客サービスの成長がゴール
―ニジボックスの設立の経緯について教えてください。
吉川氏:ニジボックスはもともとリクルートの新規事業提案制度「Ring」から生まれた会社です。2010年に子会社として独立し、今年16期目を迎えます。設立当初はソーシャルゲーム事業を展開していました。時代の変化にあわせてリクルートグループとの連携を強化し、現在はUI UXの設計・改善を中心に事業を展開しています。
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株式会社ニジボックス UI UXデザイン統括本部 UX・ディレクション室 室長 吉川 聡史 氏
―ニジボックスの事業は、一般的な受託制作やコンサルティングとはどう違うのでしょうか。
岸氏:受託制作に近い部分もありますが、単に「作るだけ」ではありません。UXも含めた顧客体験価値をどう設計し、クライアントのサービスをどう成長させるかに重点を置いています。仕様書に沿った制作にとどまらず、より上流から関わることが特徴です。
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株式会社ニジボックス 事業統括本部 クライアントソリューション部 部長 岸 廉太郎 氏
―どんな業界や事業規模のクライアントが多いのでしょうか。
岸氏:クライアントは大企業が中心です。業界は特定の分野に偏っておらず、幅広い領域を支援しています。
―どのような案件が多いのでしょうか。
吉川氏:新規事業のような「ゼロイチ案件」もありますが、既存サービスのエンハンスや機能追加、リニューアル等が多いです。最近では、アナログ業務をどのようにDXしていくか、といった案件が増えています。
「染み出し」文化を土台にした「フルスタック伴走」とは
―ニジボックスに依頼するクライアントは、どのような課題を抱えているのでしょうか。
岸氏:課題は大きく二つあります。一つ目は、自社のサービスや製品に対する経営層の理想と、現場の感覚が乖離していることがある点です。さらに、現場から上がる声が、経営視点で求められる指標を満たしていないケースもあります。これらは上流と下流をつなぐ中間工程のコミュニケーションが円滑に機能していないことが原因です。
吉川氏:サービスや製品の開発には、多くの部署と人が関わります。例えば、企画側がUXリサーチを基に要件定義を行い、デザイナーがデザインし、エンジニアが実装するという流れです。しかし、中間でのコミュニケーションが不足していると、工程が進むごとにUXが一段階ずつ劣化するという事態が起きてしまうのです。UXの劣化とはつまり、当初想定していた顧客体験が正しく引き継がれないということです。デザイナーもエンジニアも良いサービス・製品を作りたいと思っているのに、その意図が十分に伝わらないのです。
―その課題に対して、ニジボックスはどんなソリューションを提供しているのでしょうか。
岸氏:当社ではクライアントからのご依頼に対し、ディレクターやUXデザイナーがフロントに立ち、その下にデザイナーやエンジニア、データアナリストなどさまざまな領域の専門家が参画し、「フルスタック伴走」を行っています。リーダーシップを担うメンバーがUXリサーチを実施し、プロダクトへの理解を深めた上で顧客体験を設計し、高品質なアウトプットを実現しています。
吉川氏:重要なのは、工程ごとに部署間やメンバー間の分断を起こさないことです。そのためには、UXの意図をチーム全体にしっかりと共有することが重要です。また、単に言われたものを作るのではなく、それぞれのメンバーがそれぞれの立場から積極的に提案することも大切です。制作・開発の軸は守りつつも、「デザイナーとしてはこうすべきだと思う」といった主体的な提案を行うことで、中間工程のコミュニケーションを強化していきます。
―非常に納得感があります。ですが、それができない制作会社も少なくありません。なぜニジボックスでは分断が起きないのでしょうか。
吉川氏:ニジボックスにある「染み出し」の文化が大きいと考えています。各職種にはそれぞれ専門領域がありますが、当社ではそこから「染み出す」ことが当たり前に行われています。染み出すとは、自分の領域以外の部分に対して意見を持つということ。例えばUIデザイナーなら、仕様通りに作るだけでなく、その仕様をもっと良くするためにどんな意見を出せるかを考えます。「プロジェクトの成功のために、どこまで自分が『染み出す』べきか」を考える文化が当社にあるのだと思います。
岸氏:お客様からも「なぜニジボックスの皆さんは、ここまで主体的に動いてくれるのですか?」と驚かれるほど、「染み出し」は当社に浸透しているカルチャーです。これはあくまでも個人的な印象ですが、リクルートグループの企業に根付いているように感じる「圧倒的当事者意識」という考え方が土台になっているのではないでしょうか。
―ニジボックスの伴走支援に対して、お客様からはどんな声が寄せられていますか。
岸氏:お客様からは「プロジェクトに並走しながら体験設計をしてくれるようなパートナーを探していた。弊社からの要望を鵜呑みにするのではなく、結局の課題を整理し、ユーザー心理を捉えて絵に落とすという修正対処をし続けてくれた」というお声をいただいています。他には「丁寧なヒアリングで、課題の分解・提案を繰り返し、想定していなかったリスクや課題を明確化できた」といったお声もいただきました。
デザインシステムでAI活用を実践レベルに引き上げ
―クライアントが抱えるもう一つの課題について教えてください。
吉川氏:AIの活用に関する課題です。生成AIの普及や、FigmaやCursorなどのAIツールの登場により、制作・開発のスピードは飛躍的に向上しました。当社でも生成AIの活用は進んでおり、制作・開発は大幅に効率化されています。それにより生まれた時間で戦略的な議論を行うことで、サービス・製品の質をさらに高められるようになりました。一方で、生成AI活用に悩んでいる企業も少なくありません。個人や中小企業だとうまくいっても、ある程度以上の企業規模になると途端にAI活用がうまくいかないケースが増えているのです。その理由は、大企業にはさまざまなデザインのルールが存在するためです。単にAIを使うだけでは、そうしたルールを守ることができず、結果的に修正や手戻りが発生してしまいます。そこで当社では、デザインシステム(デザイン上の共通言語やルール)を作ることで、制作・開発におけるAI活用の支援を行っています。
―デザインシステムとは、具体的にどのようなものでしょうか。
吉川氏:スタイルガイド(言葉遣いやデザインの基準)や、ブランドの取り扱い方、デザインコンポーネント、実装のルールなど多岐にわたります。特に重要なのは、AIが再現可能なレベルでデザインシステムを定義できているかどうかです。
岸氏:デザインシステムが重要な理由として、プラットフォーム戦略が多角化していることも挙げられます。かつては一つのサービスで集客できたり、特定のSNSだけに広告を出していれば十分だったりした時代もありましたが、今は違います。さまざまなSNSを横断した広告戦略や、多様なプラットフォームでのユーザー接点が求められます。複数担当者がさまざまな場所でサービス・製品を展開していく際、「共通言語」としてのデザインシステムは欠かせないのです。
―ニジボックスのデザインシステム制作に対して、お客様からはどんな声が寄せられていますか。
岸氏:お客様からは「社内でもトップクラスのデザインシステムになった。非常に協力的に案件伴走いただけているため、今後もぜひ継続して支援いただきたい」というお声をいただいております。
「NIJIBOX College」やコンサルサービスで企業のUI UX推進を後押し
―お話を伺うと、UI UXの重要性は高まっているように感じます。その点を痛感している企業も多いのではないでしょうか。
岸氏:そうですね。当社に依頼するだけでなく、お客様の社内でもUIやUXの学びを推進したいというお声もよくいただきます。そうしたニーズから生まれたのが、企業のデザインスキル向上を支援するUI UX学習プログラム「NIJIBOX College」です。
吉川氏:「NIJIBOX College」では、なぜUXが重要なのかといった基礎から、最終的にUIへどう落とし込むかまで、実践的に学ぶことができます。現場の担当者はもちろん、上流で戦略設計を担う方々にもご活用いただいています。
―今後の取り組みについて教えてください。
岸氏:現在、UI UXに関するコンサルティンググループを新たに立ち上げているところです。UI UXを考える上で、プロダクト開発の上流工程は特に重要です。当社としても、そこに推進力を持って展開していきたいと考えています。
―最後にニジボックスの導入を検討している企業へメッセージをお願いします。
吉川氏:ニジボックスでは、「圧倒的当事者意識」と「染み出し」によるフルスタック伴走、そしてデザインシステムによる生成AI活用によって、UI UXの側面からお客様を支援しています。単なる受託開発ではなく、UI UXデザインの観点からお客様のサービスや製品を成長させることが私たちのミッションです。また、大企業が重視するセキュリティ面についても、リクルートグループの厳格な基準を満たしたエンタープライズ対応を整えています。サービス・製品をより成長させるために、ぜひニジボックスへご相談ください。
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