日本HPは10月21日、企業の情報管理を推進する「HP Autonomy IM ソリューション」のポートフォリオを拡充し、企業のインフォメーション・ガバナンス(情報統治)の実現を支援するソフトウェア新製品を発表した。

具体的には、日本市場に初投入となるドキュメント/記録管理ソフトウェア「HP Records Manager 8」とデータ管理ソフトウェア「HP ControlPoint 4.1」、および機能強化された「HP Application Information Optimizer 7.1」と「HP Data Protector 8」の4製品。これらにより、構造化/非構造化データを含む膨大な企業内データの保護、ライフサイクル管理・活用を包括的に支援する。

「HP Records Manager 8」は、企業・組織に関わる全てのドキュメント/記録を管理するソフトウェアで、各種ドキュメント/記録の生成から廃棄まで、セキュリティレベルやポリシー情報に応じて管理・実行し、各種規制要求に対するコンプライアンスを実現する。

「HP Records Manager 8」

「HP ControlPoint 4.1」は、企業内に蓄積される各種情報資産のアクセスや分類、廃棄といったビジネスプロセスを管理するソフトウェアで、電子メールやドキュメントファイルなど、様々なデータのライフサイクル管理やコンプライアンス対応を実現する。

「HP ControlPoint 4.1」

「HP Application Information Optimizer 7.1」は、データベース内の構造化データを管理し、非アクティブなデータの移行や引退を実現するソフトウェアで、最新バージョンでは、「アプリケーション引退」機能を強化すると共に、「HP Records Manager 8」との連携を実現する。

「HP Application Information Optimizer 7.1」

「HP Data Protector 8」は、物理/仮想混在環境におけるデータのバックアップ、リカバリを行うソフトウェアで、最新バージョンでは、さらに大量のデータを保護できるよう、拡張性とパフォーマンスを大幅に強化した。

同社ではこれらの製品の活用で、顧客は、それぞれの企業ポリシーに則って、企業内すべての膨大なデータの仕分けやライフサイクル管理、さらには効果的な情報活用が可能となり、コンプライアンスや情報開示要件に対するインフォメーション・ガバナンスを推進するという。なお、新製品の価格は個別見積り。