NXP Semiconductorsは、EclipseベースのLPCマイクロコントローラ向け統合開発環境(IDE)のメジャーアップデート「LPCXpresso 6」を発表した。

LPCXpresso 6は、同社が2013年5月にRed Suiteの開発元のCode Red Technologiesを買収した具体的な成果として多くの特長/機能が追加されているという。例えば、無償ダウンロード版はダウンロードの制限が従来の2倍となる256KBに拡張されたほか、新たにサイズ無制限でコードをダウンロードでき、NXPのエンジニアから1年間のサポートを受けられるプロ版も追加されたという。

なお、LPCXpresso 6で追加された主な新機能は以下の通り。

  • C++プログラム言語のサポート:C言語で書かれたプロジェクトの中に、C++アプリケーションやライブラリ生成をサポート
  • CMSIS-DAPデバッグアダプタのサポート:高速プロトタイピングで非常に人気の高いmbed開発ボードを含み、低コストデバッグアダプタとして広く使われているCMSIS-DAPデバッガをサポート
  • LPC-Link 2を介したマルチコアデバッギング:NXPのLPC4300マイコンファミリ、デュアルコアデバイス向けにマルチコアの同時デバッギングをサポート
  • ARM7およびARM9プロセッサをベースとするLPCマイコンに対応:LPCXpresso 6ではCortex-Mベースのデバイスに加え、NXPのLPCマイコン全製品をサポート