National Instruments(NI)の日本法人である日本ナショナルインスツルメンツ(日本NI)は9月10日、過酷な環境における分散型計測やリモート計測に適した8スロットのNI CompactDAQ Ethernetシャーシ「cDAQ-9188XT」を発表した。

同製品は、-40℃~70℃の動作温度範囲、50gの耐衝撃性、5Gの耐振動性を備えているため、自動車業界やエネルギー業界、航空宇宙業界などにおいて、過酷な環境で繰り返し行われるテストにも耐えられ、正確なデータ計測を可能とすることで、計測器の修理や交換などに発生するコストを削減することが可能となっている。

また、優れた堅牢性に加え、システムが正常に動作しているかどうか監視するためのウォッチドッグ機能を搭載しており、テストの安全性の向上と装置の異常動作を防ぐのに役立つ。NI CompactDAQプラットフォームは、アプリケーション用途に応じて、10種類のシャーシ、3種類のバス、50種類以上の「C」シリーズモジュールを組み合わせることで柔軟性に優れた計測システムを構築できる。

さらに、システム開発ソフトウェア「NI LabVIEW」を使用することで、信号処理ライブラリやデータの可視化に適したユーザインタフェースコントロールを活用できるようになるという。

なお、価格は19万8000円(税別)から。

日本NIの8スロットNI CompactDAQ Ethernetシャーシ「cDAQ-9188XT」