Unicode is a computing industry standard allowing computers to consistently represent and manipulate text expressed in most of the world's writing systems.

現在は文字コードとしてUnicodeが使われるケースが多く、Unicodeの文字符号化方式としてはUTF-8が使われるケースが多い。このUnicodeで日本語を扱う場合の問題点のひとつに「縦書き」がある。日本語では縦書きも横書きもポピュラーな存在だが、Unicodeでは横書きが想定されており、縦書きのドキュメントを作成する場合に利用できるようなリファレンスドキュメントが不足していた。

今回、Unicode Technical Report #50として「Unicode Vertical Text Layout」が公開された。日本語は横書きと縦書きとでグリフが変わるものがある。特に括弧や句読点は90度回転させた状態で表示されるため、こうしたグリフの変更を加味していないアプリケーションで縦書きを利用すると、かなり違和感のある表示になる。

Unicode Vertical Text Layout」には特にこうした日本語特有の横書き、縦書きの違いがまとまっており参考になる。ドキュメントはすでに関係者のレビューを経て「安定(stable)」であるとされており、Unicodeを使用するアプリケーションやライブラリ、フレームワークにおける縦書き実装時のリファレンスとして活用できる。

Unicode Technical Report #50 - Unicode Vertical Text Layoutより抜粋

Unicode Technical Report #50 - Unicode Vertical Text Layoutより抜粋

Unicode Technical Report #50 - Unicode Vertical Text Layoutより抜粋

Unicode Technical Report #50 - Unicode Vertical Text Layoutより抜粋

Unicode Technical Report #50 - Unicode Vertical Text Layoutより抜粋

Unicode Technical Report #50 - Unicode Vertical Text Layoutより抜粋