新宿アルタビル展示イメージ画像

新宿クリエイターズ・フェスタ2013実行委員会と新宿区は、新宿駅付近を舞台としたアートイベント「新宿クリエイターズ・フェスタ2013」を開催する。会期は8月23日~9月8日まで。

「新宿クリエイターズ・フェスタ2013」は、2011年より開始された、新宿駅周辺全域を会場として開催されるアートイベント。多くの著名アーティストによるアーティスト展、国内外の学生による作品が新宿の街で展示・放映される学生アート・コンペティション、こどもたちがライブやワークショップを楽しむ「こどもアート」などが行われる。

中でも、同イベントの目玉となるのが、前衛美術家・草間彌生の「「LOVE FOREVER」2013」。この作品は、新宿アルタビルの前面を「LOVE FOREVER」と記されたハートマークと、同氏の代表的なモチーフである多数の水玉で覆い、ビルの外観全体を作品とするもの。アルタビジョンには水玉の映像が1日あたり20回以上映し出され、建物の前面が完全に水玉で覆われる瞬間を見ることができる。

また、京王プラザホテル プラザナード(1階通路)では、約30mの壁面映像インスタレーション「Projected Scape-the horizon-」が展示される。長さ約30メートルの巨大壁面に映像を映し出す形式で、複数のアーティストの作品が上映される。プロジェクションマッピングを用いた作品や、落ちてきた水玉を参加者が打ち返すことのできるインタラクティブ映像作品などの上映が予定されている。同イベントについては8月24日~9月1日にかけて実施予定で、上映時間は12:00~21:00(予定)となっている。

約30メートルの巨大壁面を用いて、プロジェクションマッピングなどの映像作品の上映が行われる

そのほか、「思い出横丁」と「ゴールデン街」を舞台としたアートイベント「百鬼夜行プロジェクト」も開催。新宿ゴールデン街では店の中の雰囲気や酒瓶や調度品などお店にあるもの客の思い出などを、同プロジェクトの担当プロデューサー・笠尾敦司が百鬼夜行図風に描き、同地域の「四季の路」に展示する。一方、思い出横丁では街並みを描いた大きな絵に訪れた人々が着色するイベント実施し、完成した絵は10月25日~11月10日まで街に展示される。なお、その他にもさまざまな催しが行われるため、詳細は同イベントのWebページを参照してほしい。