アイ・ティ・アール(ITR)は7月24日、企業向けルータ、企業向けスイッチ、レイヤ4-7スイッチ、WAN高速最適化機器、企業向け無線LAN、VPN(Virtual Private Network)ルータ製品を対象とした市場調査結果を発表した。
それによると、「企業向けルータ」は、アラクサラネットワークスの低迷が影響し、2012年度は前年度比3.2%減。「企業向けスイッチ」は2012年度も6.6%増と安定成長。シスコシステムズが高いシェアを維持している。
「レイヤ4-7スイッチ」は、2012年度はA10ネットワークスが首位に。市場は16.5%増の高成長を維持している。「WAN高速最適化機器」は、ジュニパーネットワークス撤退で2012年度の市場は1.7%増へ減速。
「企業向け無線LAN」は、スマートフォンやタブレットPCの普及により、2012年度は28.8%増。「VPNルータ」は、モバイル機器の普及に伴い、2012年度は10.5%増、2013年度も好調を維持となっている。
同社は併せて、国内34ベンダーへの調査をベースとしたこれらの市場動向と分析をまとめた市場調査レポート「ITR Market View : ネットワーク・アプライアンス市場2013」を、同日に発刊することも発表した。価格は17万3,250円。