キヤノンは、大判インクジェットプリンタ「imagePROGRAF(イメージプログラフ)」シリーズの新製品として、A1ノビ用紙サイズに対応した「iPF610 plus/iPF605L plus」と、A2ノビ用紙サイズに対応した「iPF510 plus」の計3機種を7月下旬より発売すると発表した。

「imagePROGRAF iPF610 plus」スタンドST-24装着時

新製品は、5色の「染・顔料リアクティブインク」を搭載したエントリーモデルで、CAD/GIS図面やポスター、一般オフィスの掲示物など幅広い大判プリントニーズに対応。「染・顔料リアクティブインク」により、カラーインクとブラックインクの境界でおこるにじみを低減。建築図面や設計図面の出力で求められる微細な線や、グラフや表において背景に色のついた黒文字などを美しく印刷できる。

A1サイズは約31秒で出力でき、新たに、図面出力ワークフローの効率化を実現するソフトウエアを用意することで、建設、土木、設計業や小規模オフィスなどにおける大判プリント業務の効率性や利便性を向上させる。

同梱の図面ファイル出力・管理用のソフトウエア「imagePROGRAF Direct Print & Share(DPS)」を使えば、PDFなど各ファイルをパソコンで開く際に、専用アプリケーションとプリンタドライバを起動する必要がなく、DPSのプレビュー画面で内容を確認し、簡単に印刷できる。

さらに異なる形式のファイルの印刷指示や用紙サイズ、給紙方法などの詳細印刷設定も一括で行え、またDPSからクラウドサービス上にファイルをアップロード/ダウンロードでき、遠隔地や複数拠点にいる建築、設計会社およびその顧客らがモバイル端末などでも最新情報を即時に共有することが可能。

解像度は2,400×1,200dpi、インタフェースは10BASE-T/100BASE-TX、USB。

製品の価格や発売日は次のとおり。

製品名 価格(税別) 発売日
imagePROGRAF iPF610 plus 27万8,000円 2013年7月下旬
imagePROGRAF iPF605L plus オープン価格 2013年7月下旬
imagePROGRAF iPF510 plus 19万8,000円 2013年8月上旬