MHDモエ ヘネシー ディアジオは、高級シャンパン「ドン ペリニヨン」と現代アーティスト、有名アニメスタジオがコラボレーションを行うアートプロジェクト「Dom Perignon The Power of Creation - 創造する力」を展開し、制作した作品を一般公開する。公開日時は7月26日~28日、開場時間は11:00~21:00。会場は東京ミッドタウン内「RESTIR」(ガレリア1階)。入場無料。

直径7m円環状スクリーンに描かれる山水画

山口晃氏による「呑縁良圖」

コンテンポラリーダンス集団「コンドルズ」の藤田善宏氏が踊る姿をモーションキャプチャーで取り込んだイメージ

「Dom Perignon The Power of Creation - 創造する力」は、高級シャンパンの銘柄「ドン ペリニヨン」からインスピレーションを得て、現代のクリエイターが 新たなクリエイションを生み出すプロジェクト。日本の伝統的手法と現代風俗とを融合させる作品で知られる画家・山口晃氏と、『新世紀エヴァンゲリオン』などを手がけ、アニメーションを社会現象にまで昇華させたスタジオ「GAINAX」が、これまでにない表現と体験を目指す試みを展開する。

同プロジェクトで制作されるのは、円環状のスクリーンに投影される約10分間の映像作品。映像全体のモチーフとなるのは、人々の記憶、霊体、気配などを連想させる「回転灯籠」。直径7mの円環状スクリーンに張られた布に、直接山口氏が筆で描きこんでいくライブペイントの様子を、スクリーンの向こう側から撮影している。

ほか、映像の中にはドン ぺリニヨンをイメージした、踊るような繊細な泡が何度も登場するが、この泡の動きはコンテンポラリーダンス集団「コンドルズ」の藤田善宏氏が踊る姿をモーションキャプチャーで取り込んだものとなっている。このモーションキャプチャーには、スーツからワイヤレスでデータを送る「Xsens MVN」という最新鋭の技術が用いられているとのことだ。

(C)YAMAGUCHI Akira, Courtesy Mizuma Art Gallery