スカンジナビア政府観光局は10日、ノルウェー人画家のエドワルド・ムンク生誕150周年を記念したプロジェクトの一環として、渋谷ヒカリエ内にコンセプトカフェ「Cafe MUNCH」をオープンした。開催期間は4月23日まで。営業時間は月~木、日曜が11:00~23:00(4月10は14:00から通常営業)、金・土、祝前日は11:00~28:00。

カフェで提供される「叫び」ガトーショコラ(650円)

福島県・会津の民芸品「起き上がり小法師」を元にした「起き上がりムンク」

「Cafe MUNCH」は、渋谷ヒカリエの7階にある飲食店フロア「TABLE7」内のラテン・アジア料理店「FLOWERS Common」が、一定期間ムンクをテーマにしたカフェとして営業するもの。店内では、ムンクの代表作「叫び」など、レプリカ画を計37点公開。フードメニューは、19世紀後半、オスロのカフェでムンクが食したメニューを現代風にアレンジしたものとなっており、ノルウェーサーモンを使用したメニューやミートボールのリンゴンベリーソース添え、ムンクの図柄があしらわれたスイーツなどが提供される。

また、同店の限定グッズとして、福島県・会津の民芸品「起き上がり小法師」とムンクの「叫び」がコラボレーションした「起き上がりムンク」を販売。幾多の盗難被害に遭っても必ず美術館へ戻って来る「叫び」を、何度倒れても起き上がる起き上がり小法師に見立てて商品化した。この製品は小法師作家の早川美奈子氏がひとつずつ手作りしたもの。ノルウェー国旗のレッド、ブルーをはじめ、グリーンとブラックの4色ラインアップで、2サイズ展開(高さ3.5cmタイプ:525円/高さ6.8cmタイプ:1,050円)予定。このグッズの売り上げの一部は、東日本大震災福島プロジェクトに寄付される。

(c)Munch Museum 2013