計測機器大手Agilent Technologiesの日本法人であるアジレント・テクノロジーは4月3日、GPIB/USB/RS-232インタフェースを有する測定器をLAN経由で制御できるゲートウェイ「Agilent E5810B」を発表した。

同製品は、既存のE5810Aの後継モデルで、新たにUSBにも対応した。LAN経由で測定器を制御できる製品であり、GPIB/USB/RS-232ポートを各1個ずつ備えている。最大でGPIB機器14台、USB機器4台(セルフパワーUSBハブを介した場合)、RS-232機器1台まで接続できる。

GPIBのデータ伝送速度は1.2Mbpsに高速化しており、テスト時間短縮、生産性向上につながる。LAN側は従来の100BASE-TX、10BASE-Tに加え1000BASE-Tにも対応し、高速化のニーズに応えた。また、使いやすさを考慮し、LCDディスプレイを搭載した。ゲートウェイのIPアドレスなどを確認する際に役立つ。ゲートウェイの設定は、パスワード保護付きのWebブラウザから簡単に行うことができる。

また、異なる場所に在席する複数のユーザーが1つのシステムを共有するような用途にも適している。ワイヤレスルータを「E5810B」に接続すれば、有線LANでの接続が難しい場所にあるパソコンからも無線で制御できる。

なお、価格12万5075円(税別)から。すでに販売・出荷を開始している。

GPIB/USB/RS-232インタフェースを有する測定器をLAN経由で制御できるゲートウェイ「Agilent E5810B」