ルネサス エレクトロニクスは、2013年度新入社員34名を対象として入社式を行いました。代表取締役社長である鶴丸 哲哉の新入社員向け挨拶概要を、以下の通りお知らせします。

※ ルネサス単独の大卒新入社員数。グループ会社を含めたルネサスグループ全体の新入社員数は51名。

共に「愛される会社」、「明るく働ける会社」を創っていこう

入社おめでとうございます。今日、ここにおられる34名と、グループ会社17名、計51名の若い力を迎え、ルネサス エレクトロニクス再生への第一歩を踏み出す 2013 年度が始動します。新入社員の皆さんの心境は、期待・不安・緊張などいろいろだと思いますが、私から見た皆さんはやる気に満ち溢れています。皆さんの姿を見て、私自身もこの新年度、しっかりと経営の舵取りを行わなければならないと、あらためて身が引き締まる思いです。

私はルネサスを「お客様に愛される会社」「従業員が明るく働ける会社」にしたいと思っています。「お客様に愛される会社」とは、お客様がルネサスの製品を使ったときに、非常におもしろい、あるいは本当に役に立つと思うような製品を提供することだと思っています。お客様や世の中からしっかりとした信頼を得ることで、ルネサスをパートナーにして良かった、ルネサスがあって本当によかったと思われる会社にしたいのです。また「従業員が明るく働ける会社」ですが、当社はグローバルに活動する会社です。グローバル市場で戦える企業風土を確立したいと思っています。そして新入社員の皆さんにはグローバルビジネスの場で活躍できるよう広い視野を持っていただきたいと思っています。

最後に、皆さんに室町時代に活躍した世阿弥の言葉を贈ります。

「初心忘るべからず」

これから会社に入って忙しい時を過ごすと思います。ただ、本日、皆さんが思っている初心を忘れないで、今後自分を大切に、自分を高める努力を行ってください。

皆さんの若い熱い力をルネサスで是非生かしていってもらいたい。私の使命でもあり、一番の重要事項であるルネサスの再生に向け共にがんばりましょう。