遠藤隆雄社長挨拶の要約

本日は入社おめでとう。日本オラクルに皆さんのような素晴らしい人材が加わったことを大変嬉しく思います。皆さんが入社したオラクルはとてもユニークな会社です。オラクルは米国のITベンチャー企業として1977年に創業。約十年後の1986年にNASDAQに上場しました。オラクルが上場した時期は今や大手のIT 企業がこぞって上場した頃でもあります。その後、大型コンピュータの時代から、クライアントサーバーやオープンコンピューティングなどの新しいコンピュータの技術や仕組みが浸透し、次の時代のパラダイムシフトへと突入しました。このパラダイムシフトを牽引した会社のひとつがオラクルです。そして今IT業界は、モバイル、SNSやビッグデデータの台頭による新たな時代へと突入しています。この新しい時代の幕開けという素晴らしいタイミングに皆さんは入社されました。

オラクルがユニークな点は2つあります。まず一つ目は、オラクルが真のグローバル企業であることです。グローバル企業は単に外国でビジネス展開をしているというのは異なります。オラクルでは、グローバルでひとつの企業としてオペレーションを実行する真のグローバル企業であり、皆さんもグローバル企業の一員です。グローバルの大きな動きの中での日本という位置づけで仕事をすることはとてもよい経験になります。

2つ目は、オラクルが、知的財産(IP)を商品やサービスを提供することで収益をあげているという点です。オラクルはお客様のビジネス成長に貢献するために、最先端の技術やビジネスプロセスを開発して商品やサービスとして展開しています。売上の12%を研究開発に投資し、また最先端の技術をもつ会社を積極的に買収し、知的財産を継続的に強化、拡充しています。

グローバル企業の一員である日本オラクルは、日本のお客様や社会に貢献したいと考えています。われわれは、オラクルの先進性に自信と誇りをもち、期待を超える価値を提供することで、お客様や社会の未来をともに革新していくことを価値観にしています。グローバル化が加速する中で、日本企業が世界各地のビジネス環境やニーズを把握し、変化に迅速に対応できる仕組みをITで支援することが可能です。また、日本企業の事業改革においてオラクルの知的財産を活用することで、イノベーションを速やかに実行することを支援します。われわれの知見とそれによる製品やサービスが日本の社会や企業のイノベーションに貢献できると信じています。

本日入社された皆さんには、オラクルの競争力ある製品の価値と機能、そしてお客様の課題や方針を理解してもらいたいと思います。製品とお客様、この2つをつなげることで、お客様のイノベーションに貢献するソリューションとして提案することができます。お客様のイノベーションをリードするという高い目標に掲げ、その目標に向かって一歩一歩継続的に努力してください。

若いことは皆さんの最大の武器です。社会、お客様に貢献するという目標に向かって、自由な発想で、失敗を恐れずチャレンジしてください。皆さんと一緒に、日本オラクルとIT業界を盛り上げていきたいとおもっています。今後の皆さんの活躍に大いに期待しています。

於:オラクル青山センター
新入社員20名