米Microchip Technologyは2月4日(米国時間)、同社のSPI Flash Memory製品に新たに「SST25PF020B」、「SST25PF040B」および「SST25PF080B」を追加したことを発表した。

今回追加された3製品は、2/4/8Mbitの容量を持つNOR Flashで、同社のSuperFlash Technologyを採用したものであり、製品ターゲットとして、Smart Meterやスポーツ/フィットネス/ヘルスモニタリング用のワイヤレス製品、デジタルラジオ、低電力Wi-Fi関連製品、GPSおよびさまざまなバッテリ駆動製品に最適と説明しているほか、血糖値計や補聴器、ワイヤレスセンサといった医療関係アプリケーションにも利用できるとしている。

動作電圧は2.3V~3.6Vの範囲で、動作時の消費電流は80MHz動作時に10mA、スタンバイ電流は10μA以下とされる。内部構成は4KB Sectorで、Block Sizeは32KB/64KBとなっている。またSector/Block単位の消去は18ms以下、Memory全体の消去は35ms以下となっており、AAI(Auto Address Increment)を利用したWord単位の書き込みの所要時間は7μsとされる。今回の3製品は10万回の書き込み寿命と100年間の記憶保持が保障されている。

なお3製品は8リードの150mil SOICと8リード 200mil SOIC(SST25PF040B/SST25PF080Bのみ)、8-contact USON(3mm×2mm)(SST25PF020Bnのみ)、8-contact WSON(6mm×5mm)の各パッケージで提供される。1万個発注時の1個あたりの金額は、SST25PF020Bが0.53ドルから、SST25PF040Bが0.66ドルから、SST25PF080Bが0.81ドルからとなっている。

今回追加されたSPI Flash Memory 3製品のパッケージイメージ