東京都中野区と第一興商は6日、東京都中野区に開設予定の「うたと健康」をテーマとする「DAM倶楽部 中野」に、地域高齢者の交流を促す空間「あらいエンジョイ広場」を2013年4月に併設すると発表した。同交流事業の実施に関する基本協定の締結も実施した。

左から地域支えあい推進室長 瀬田敏幸氏、中野区副区長 金野 晃氏、第一興商代表取締役社長 林三郎氏、新井区民活動センター運営委員会会長 峰岸照男氏

同施設はカラオケを自由に楽しむことで地域高齢者の交流を促進するほか、同社の生活総合機能改善機器「DKエルダーシステム」を利用したプログラム等を無償提供することで、地域高齢者の地域における交流及び、自主的な活動の促進を図ることができる。

第一興商 代表取締役社長 林三郎氏は「1976年に本社を創業し、その創業の地が中野区ということもあり、地域貢献という意味合いを込めて今回の中野区との協業に至った」と述べた。

同施設に設置され、高齢者の交流に利用される機器

高齢化社会・少子化に向けた「うたと健康」の研究に関して、東北福祉大学と共同研究をすすめており、QOL(生活の質)や健康・心理状態などのアンケート調査などを今後も実施し、高齢者向けの地域貢献活動を実施していくとした。

同社は、2013年2月にDKエルダーシステムの導入施設10,000箇所を達成、今後も導入施設を増やしながら、高齢社会における地域貢献を図っていく。