キヤノンは6日、プロダクション向け複合機「imagePRESS」シリーズの新製品として、デザイン事務所などに向けて機能を特化させた「imagePRESS C1+II」を3月中旬より発売すると発表した。価格は260万円(税別)。

「imagePRESS C1+II」。写真は別売りの「サドルフィニッシャー・AA2」などを装着

本製品は、2008年11月に発売された「imagePRESS C1+」の性能を受け継ぐプロダクション向け複合機となっており、同社が独自開発した「Vトナー」を採用することで、高い色再現性や印刷メディアに応じた光沢感を実現。さらに、感光ドラムにVトナーをむらなく均等に載せるための搬送体として「Tキャリア」を採用することにより、粒状感の少ない、滑らかな画質が再現可能となるなど、オフセット印刷に迫る高画質での印刷を実現する。

また、新たに開発された外部接続サーバータイプのコントローラー「imagePRESS Server Z1」(別売)を装着することで、プレビュー画面を見ながらのカラー調整も可能になるとのこと。同コントローラーの価格は158万円(税別)で、imagePRESS C1+IIと同時発売される。このほか、iPhoneやiPadなどの携帯端末から直接印刷を可能とする「ダイレクトモバイル印刷」にも対応するなど、ワークフローを強化させる機能も備える。