Microchip Technology日、音声通話と音楽再生をサポートした認証済みBluetoothオーディオモジュール「RN52」を発表した。

無線ならではの利便性に加え、スマートフォン/タブレット市場の急速な拡大により、Bluetooth無線オーディオアクセサリに対する需要が高まっている。同製品は、小型の表面実装パッケージで低消費電力を実現しつつ、すべてのスマートフォンプラットフォームに対応する標準のBluetoothオーディオおよびデータプロファイルを内蔵。これにより、スピーカ、ヘッドフォン、車載ハンズフリー、医療機器、PCアクセサリなど、幅広いアプリケーションにおいて無線オーディオおよびデータ通信機能を容易に追加することを可能にした。

また、同モジュールは、Roving Networksの技術を基にして、Bluetoothスタックを内蔵しているため、任意のMPUまたはMCUと組み合わせることで簡単かつ確実にアクセサリ製品を開発できるようになり、迅速な製品の市場投入を可能にすると同社では説明している。内蔵されているBluetoothスタックは、一般的なSPP、A2DP、HFP/HSP、AVRCPプロファイルの他、iPhoneおよびiPod向けのiAPプロファイルも含んでいるほか、SBC、aptX、AAC、MP3など、各種オーディオコーデックもサポートしている。

なお、コンパクトな表面実装パッケージを採用した「RN-52-I/RM」は3月より1,000個単位で出荷される予定。このほか、開発期間の短縮が可能なBluetoothオーディオ評価キット「RN-52-EK」も2月より提供が開始される予定となっている。

Bluetoothオーディオモジュール「RN-52-I/RM」の外観

Bluetoothオーディオ評価キット「RN-52-EK」の外観