STMicroelectronicsは、先進的なカスタム・モーション検知機能向け小型スマート・センサ「LIS331EB iNEMO-A」を発表した。

同製品は、デジタル出力の3軸加速度センサ(検出範囲±2g/±4g/±8g/±16g)とセンサ統合アルゴリズムを実行し、センサ・ハブとして動作するARM Cortex-M0搭載マイコンを3mm×3mm×1mmの小型LGAパッケージに実装したセンサで、ARMマイコンの搭載により、ホスト・コントローラとアプリケーションプロセッサの負荷を軽減することが可能となり、携帯機器の消費電力の低減が可能となる。

また、バッテリ駆動の携帯機器の低消費電力要求に対応するため、3軸加速度センサには、2個の有限ステート・マシン(FSM)とFIFOを内蔵。これにより、特定のジェスチャ検知や内蔵マイコンを使用せずに動作可能な歩数計などのカスタム・モーション検知が可能になるため、全体の消費電力のさらなる低下が可能になるほか、FSMをマイコンの起動に用いることで、高度な電力マネージメントも実現可能だという。

なお、同製品のサンプル出荷は、2013年第2四半期に開始される予定で、単価は、1000個購入時に約2.4ドルとなっている。

STのARM Cortex-M0マイコン搭載小型スマート・センサ「LIS331EB iNEMO-A」