アドビ システムズは、同社が公開している「Adobe Creative Suite 2(以下、CS2)」製品群のダウンロードデータについて、その公開の経緯と目的を発表した。
同社では、2012年12月13日に「Adobe Creative Suite 2」製品群および「Adobe Acrobat 7」のアクティベーションサーバーを技術的な理由で停止した。これらの製品は7年以上前にリリースされたもので、現在の主要なOSはサポート外となっている。しかし、旧来のOS上で継続してCS2製品およびAcrobat 7を利用するユーザーを考慮し、同社のWebサイト上で、アクティベーションサーバーを介在しないCS2およびAcrobat 7の製品データとシリアルナンバーを公開した。
この措置は、既存の正規ライセンスを所有するユーザーが、アクティベーションサーバーの停止によって利便性を損なうことのないよう、顧客支援の一環として行われたものだという。不特定多数の人々にソフトウェアを提供することが目的ではないとして、正規ライセンスを所有しないまま利用することはライセンス違反となり得ると注意を促している。