ピーエスアール相武が11月1日に特別清算を申請し、11月2日に特別清算開始決定を受けたことがわかった。

帝国データバンクによると、同社は1957年にゴルフ場経営を目的に設立され、ワシ興産、小野グループへの加入などを経て2006年にパシフィックスポーツアンドリゾーツグループとなっていた。1963年に「相武カントリー倶楽部」をオープンし、2007年12月末時点で会員数は約1600名を獲得。2008年11月期には年間収入高約9億5200万円を計上していた。

しかし、パシフィックホールディングスと子会社2社が2009年に会社更生法を申請(負債3社合計で約1940億円)。一連の手続きのなかで親会社であるパシフィックスポーツアンドリゾーツが保有するゴルフ場の売却が進められてきたが、同社においても、新設分割によって新設された相武カントリー倶楽部に事業を譲渡し、解散していた。

負債は連帯保証債務含む約140億円。