オムロンは23日、顔画像から7つの表情をリアルタイムで推定する「表情推定技術」を開発したと発表した。

アプリケーション例「ペットロボット」(表情に合わせた行動が可能)

「育成型ゲーム」(表情に応じて成長度合いが変化)

「プリントシール機」(表情に応じて背景が変化)

「画像検索」(所望の表情を瞬時に検索 / 抽出)

同社は、独自の3Dモデルフィッティング技術と、長年にわたり蓄積してきた顔画像データを礎とする統計的識別手法を拡張することで、様々な表情に対応する「表情推定技術」を確立。同技術では、顔画像から喜び / 驚き / 恐怖 / 嫌悪 / 怒り / 悲しみ / 無表情の7つの表情をリアルタイムで推定し、それぞれの表情ごとに度合いを出力することで、あいまいな表情に対応することもできる。

また、1枚の顔画像のみで表情推定が可能なため、静止画 / 動画を問わず、あらゆる機器に搭載可能。同技術をコミュニケーションロボットに搭載することにより、人間の表情に合わせた行動が可能になるほか、表情に応じた反応が楽しめるゲームや画像検索用途など様々なアプリケーションに展開できるとしている。

仕様・性能は、推奨顔サイズが64ピクセル以上、処理時間は約10ms(動作クロックSnapdragon 1.0GHz)、対応OSはWindows XP / 7、Android OS、iOSなど。