ジャパンディスプレイは10月18日、同社の最新技術を結集させ、スマートフォン、タブレット、車載向けの中小型TFT-LCD「イノベーションビークル」3種類を開発したと発表した。

スマートフォン向けTFT-LCDは、低温Poly-Si(LTPS)を採用した5型フルHD(438ppi)対応品で、新型IPSモードによりコントラスト2000:1を実現した他、RGBW画素を採用することでバックライトの消費電力を従来の半分に低減した。さらに、モジュール厚が1mm(カバーガラスを除く)、額縁が1mmと薄型・狭額縁となっている。この他、タッチパネル機能を内蔵するなど、最先端のモバイル性能を1つのパネルに実現させている。タブレット向けTFT-LCDは、7型WQXGA(431ppi)。

車載向けTFT-LCDは、12.2型で1920×720画素に対応、新型IPSモードを採用している。大きな特徴は、ディスプレイの形を自由な形状にできることで、コーナーラウンドカットと曲面フォルムなどが実現する。さらに、低消費電力、タッチパネル機能内蔵など、次世代自動車でディスプレイに求められる機能を集積させている。

ジャパンディスプレイが自社の最新技術を結集させ開発したスマートフォン、タブレット、車載向けの中小型TFT-LCD「イノベーションビークル」