ゼットエムピー(ZMP)は10月16日、トヨタ自動車のハイブリッドカー「プリウス」をベース車両としたカーロボティクス・プラットフォームの最上位機種「RoboCar HV」のレンタル提供を開始することを発表した。
レンタル費用は1カ月あたり250万円(税別)で、主に企業および研究機関での利用を想定しており、同社では自動車メーカーや部品メーカーのほか、通信・インフラ、インターネットサービス関連といった事業者や研究機関の参加が可能となり、新たな市場の創造に繋がることが期待できるとしている。
RoboCar HVは、車載ネットワーク「CAN(Control Area Network)」を介して、ベース車両に搭載されている駆動系や車両状態、バッテリー情報などをセンサを介して取得できるほか、同社独自のコントローラによってステアリングやアクセル、ブレーキを制御可能な、研究開発向けの実験車両。制御ボックス経由でユーザープログラムの実行が可能なほか、自動制御モードとマニュアルモードの切り替え、ユーザー開発のシステムやソフトウェアの追加なども可能。また、オプションでステレオカメラやレーザレンジセンサなどの外界センサも搭載可能となっている。