Alteraは、28nm ミッドレンジFPGA「Arria V GZ」の提供を開始したと発表とした。
同製品は、既存の「Arria V」製品に比べ2スピードグレード以上に相当する30%の全体性能の向上を実現。強力なデータ処理機能が求められる通信および放送アプリケーションにおいて高まるバンド幅の需要に対応し、最大12.5Gbpsで動作可能な36個のバックプレーン対応トランシーバと、1600Mbpsで動作する4つの独立した72ビット幅のDDR3 DIMMSとのインタフェースをサポートする。
また、プロトコル・スタックPCI Express Gen3を搭載する他、柔軟性のあるソフトIPベースのメモリコントローラ、高度な統合を必要とするミッドレンジFPGAの中で最多のDSPを持つ。さらに、不正操作防止機能として、先進的な暗号化標準(AES)、操作が容易なオンボードおよびオフボードキープログラミングなどを採用する。
「Arria V GZ」は現在出荷中で、開発ソフトウェア「Quartus II Ver. 12.1」によってサポートされている。