アドビ システムズは1日、PDFソリューション「Adobe Acrobat XI」と、PDFリーダー「Adobe Reader XI」の提供開始を発表し、オンラインストア「アドビストア」での予約受付を開始した。Adobe Acrobat XI ProおよびStandard日本語版の発売日は26日、Adobe Reader XIのダウンロード提供開始日は15日。価格は、Pro(Windows / Mac OS)が5万7,540円、Standard(Windows)が3万6,540円。
Adobe Acrobat XIは、ISO32000-1準拠のPDFファイルを作成可能という優位性を保ちながら、PDFファイル上での編集も実現。ドラッグ&ドロップによるPDFファイル編集とテキスト、画像の修正が可能となっている。さらに、複数の異なる形式の文書ファイルをページ単位で1つのPDFに結合するなど、効率的な文書作成を支援する機能が強化されたとのこと。
Adobe Acrobat XI Proでは、レイアウト、書式、マスターレイアウトを保持したままPowerPoint形式への書き出しが行えるようになったほか、複数の操作をワンボタンで処理できる「アクションウィザード」機能が強化され、Microsoft Office文書から実行可能。「Citrix」への対応も強化され、仮想化環境下におけるタブレット端末での操作性を向上させる「タッチモード」を新搭載した。
なお、無償で提供されるAdobe Reader XIは、今回のバージョンからすべての注釈機能が使用可能となっている。