ペイパルは9月18日、キャリア決済サービス「ZONG」を日本で提供開始することを発表した。ZONGは、デジタルコンテンツの海外向け販売における支払い料金の受取りを支援するサービス。

ZONGは、大手デジタルコンテンツプロバイダー向けに提供されており、海外ではすでにZyngaやFacebookなど多くの企業が利用している。2012年8月時点で44ヵ国、250キャリアでの決済に対応。コンテンツプロバイダーはZONGを利用することで、各国のキャリアと個別に契約を結ぶことなく、グローバルで32億のモバイル端末に対応した決済サービスを利用可能になるという。コンテンツ販売の支払い料金は売り手の銀行口座もしくはペイパル口座に入金が行われる仕組みで、ZONGの導入にあたって初期費用や月額費用の負担はない。

同社は、ZONGの提供により、日本におけるデジタルコンテンツの販売およびモバイル向け決済サービスを強化する方針で、日本の大手デジタルコンテンツプロバイダーのオンラインゲームやモバイルアプリ、電子書籍などの海外展開を支援するとしている。