NTTデータは2月6日、スマートフォンやタブレット端末向けにクレジット決済/クレジットサイン伝票の電子化サービス(伝票保管サービス)を提供する「PastelPort Plus」の試行展開を2012年4月より開始し、6月より本格提供すると発表した。
同サービスは、POS端末向け決済クラウドサービス「PastelPort」をベースに、同社が新たに開発したスマートフォン/タブレット端末向けクラウドサービス。同サービスの利用により、導入企業は催事/イベント会場など、店舗外でPOS端末が常時設置されていない場所でも、スマートフォン/タブレット端末を用いて各種決済が行える。
同サービスはNTTデータが提供する「PastelPort Plusセンター」、スマートフォン/タブレット端末にインストールする決済アプリケーション、セキュリティ確保のためのカードリーダーから構成される。
PastelPort Plusセンターは、スマートフォン/タブレット端末を用いた決済を実現するクラウド型センターで、決済サービスを中心に今後はコンテンツの拡充を予定している。
決済アプリケーションは当初、Androidのみの対応とし、iOSは対応予定となっている。ダウンロードは各種アプリケーション・マーケットから行える。
スマートフォン/タブレット端末とBluetoothで通信を行うセキュリティ対応カードリーダーは、スター精密製とXAC Automation製の2種類を用意。カード番号は読み込みと同時に暗号化され、スマートフォン/タブレットに一切カード情報を保有させない仕組みとなっている。
同サービスは、クレジット決済、伝票保管サービスの提供開始に次いで、中国銀聯決済サービスへの対応も予定している。