インプレスR&Dは、ソーシャルメディアの最新動向を分析した「ソーシャルメディア調査報告書2012」の販売を8月24日より開始すると発表した。
同報告書は、5,600人のインターネットユーザーを対象とした各ソーシャルメディアの利用実態調査のほか、ソーシャルメディアの最新動向やプラットフォーム戦略、企業の最新ソーシャルメディア活用動向、ソーシャルゲーム(ソーシャルアプリ)のビジネス構造や最新動向、課題などをまとめたもの。
同報告書によると、2012年5月時点での日本のソーシャルメディア人口の推計値は5,060万人で、昨年の3,530万人から1,530万人増加したという。そのうち、投稿や書き込みなど、何らかの情報発信を行っているユーザーは3,290万人と推計され、ソーシャルメディア利用者の65%に該当する。
メディア別に見ると、mixiが26.1%(昨年は27.0%)、Facebookが24.5%(同8.3%)、Mobageが8.4%(同6.3%)、GREEが7.8%(同8.3%)と、Facebookが大きく躍進した。同社では、Facebook利用者の増加が昨年32.1%だったSNS利用率を45.6%に引き上げる結果となったとしている。Twitterの利用率も昨年の15.5%から26.3%と、Facebookと同様に大きく上昇した。
SNSもしくはマイクロブログを利用しているソーシャルメディア利用者はインターネットユーザーの52.0%に当たり、2人に1人が利用していることになる。
利用デバイス別に見ると、スマートフォンでのTwitter利用は40.0%と高く、またFacebook利用も33.5%と高い比率となっている。スマートフォンユーザーの66.7%は何らかのソーシャルメディアを利用しているが、従来型の携帯電話でのソーシャルメディア利用は39.7%と低く、PCでは47.6%、タブレット端末では44.2%となっている。
インターネットユーザーに占めるLINEの利用率は、「利用している」と「試しに利用した程度」を合わせて21.3%となり、最も利用率が高いのは男性10代の46.3%、次いで女性20代の43.4%、男性20代の32.7%となっている。