アドビ システムズは21日、コードを書かなくてもHTMLサイトをデザイン、公開可能にするWebサイト構築ツール「Adobe Muse 2.0」(日本語版)を発表した。同日より、Adobe Creative Cloudにて提供を開始している。

「Adobe Muse」Webページ

同製品はグラフィックデザイナー向けのサイト構築ソフト。同社のIllustratorやInDesignといった製品群と同様の操作感でWebサイトをデザインし、公開することができる。これまで英語版での提供となっていたが、今バージョンで日本語に対応した。

同製品では、「Adobe Typekit」サービスの400種類を超えるWeb用フォントの利用が可能なほか、スライドショーやライトボックス、コンタクトフォームなど、フルカスタマイズが可能なインタラクティブエレメントも簡単に追加できる。ホスティングサービスについては、ユーザーが選んだ任意のプロバイダでも、同社が提供するものでもどちらでも利用可能。今後、eコマースのようなサービスプラットフォームにも対応していく予定で、タブレット対応や表組についてもアップデート時に更新していくとのことだ。

同製品の英語版パブリックベータは2011年8月15日から開始されており、60万件以上ダウンロードされたという。同製品を使って作られた公式Webサイト「Adobe Muse/site of the day」も公開されている。

なお、単体製品(アドビストアおよびアドビ キーカードでの提供)については、9月下旬に提供開始となる予定。

Creative Cloudの年間メンバーシップ:5,000円/月
Creative Cloudの月ごとメンバーシップ:8,000円/月