キヤノンは8月6日、複合機「imageRUNNER ADVANCE」シリーズの新製品として、大手から中規模企業向けの中高速カラー機“imageRUNNER ADVANCE C5200シリーズ”4機種8モデルを発売すると発表した。価格は、170万円(税別)から。

「imageRUNNER ADVANCE C5255F」(オプション装着時)

今回発売されるシリーズは、2009年9月発売に発売された「imageRUNNER ADVANCE C5000シリーズ」の後継機種で、モノクロ毎分35枚から同55枚、カラー毎分30枚から同51枚の出力速度(A4ヨコ)を備えた、オフィスの主力となる中高速クラスのカラー複合機。

用紙搬送プロセスの最適化により、モノクロの出力速度を従来機種から毎分4から5枚高速化し、コピー時のスキャンしたデータに対する像域分離技術を強化することで、文字部分と写真部分をより高精度に判別することが可能になり、文字は鮮明で読みやすく、写真は滑らかで美しく、高品位なコピー画像を実現したという。

また、主電源を入れてから画面操作およびスキャンが可能になるまでの時間を、従来機種の30秒から7秒以下に短縮させる「高速起動モード」を搭載し、待ち時間なく使用できるようになった。

また、パソコンからの操作を快適にするソフトウエア「imageWARE Desktop」(別売)を機能拡張し、パソコン画面上のアイコンへファイルをドラッグ&ドロップするだけの直感的な操作で、複合機へのプリント・FAXジョブ送信や、PDF生成、ファイル結合が可能になった。