クライアントから接続してみよう
セットアップが完了したら、各種のクライアントからアクセスしてみよう。https://vdiManagerのIPアドレス/にアクセスして、作成したユーザーアカウントでログオンすると、仮想PCが利用できるようになる。
試しに、LinuxやMac OS Xからも接続してみた。
iPadやiPhone向けにはCitrix Receiverがアプリとして提供されているので、これをインストールして利用することになる。
ここまで作業すれば、VDI-in-a-Boxがどういったプロダクトで、どういった機能を提供してくれるのか、必要最低限のことは体験できるだろう。
ちなみに、オフィスの外から使用できるようにするには、これらに加えて専用のIPアドレスを取得して設定するなどの作業が必要になる。セキュリティを考慮すると、ネットワーク構成の変更も多少必要になるだろう。現時点では適当なIPアドレスがないので、こちらの作業は追って進めることにした。
VDI-in-a-Boxは中小で利用できる現実的なプロダクト
以上、今回はVDI-in-a-Boxの導入作業を行った。初めて作業する場合でも、1日ないしは2日あればセットアップは完了するだろう。英語でメニューが表示される部分もあるが、辞書片手でもやり過ごせるレベルだし、日本語のドキュメントも用意されている。Windowsのボリュームライセンスだけを用意しておけば、あとは無料で試すことができるので、ぜひ一度セットアップしてしばらく運用してみてほしい。
なお、VDI-in-a-Boxのように多くのユーザーを管理するソフトウェアは、設定が複雑だと思われがちだが実際はそうでもない。運用ルールさえしっかり決めれば、苦労することはないだろう。
VDI-in-a-Boxが特に優れていると思うのは、ハイパーバイザを追加するだけで性能がスケールするところだ。大企業レベルの台数をこなすことはできないが、中小で必要とされる台数であればこの機能で十分に対応できる。管理業務の負担軽減とPC購入の費用削減として効果が期待できるVDI-in-a-Boxは、十分検討に値するプロダクトだと言える。
中小企業向けの仮想デスクトップ環境あります
中小企業を意識して開発された仮想デスクトップ環境、それがシトリックスの「Citrix VDI-in-a-Box」だ。Citrix VDI-in-a-Boxは、低価格で設定が容易なオールインワンタイプの仮想デスクトップソリューションです。VDI-in-a-Boxにより規模が小さな企業でも、仮想デスクトップが提供する「コスト削減」、「セキュリティ向上」および「社員の生産性向上」といったメリットを享受できるようになります。
Citrix VDI-in-a-Boxの無料評価版は、こちらのWebサイトからご提供しております。
マイナビニュースでは、中小企業向け仮想デスクトップ環境「VDI-in-a-BOX」の特設サイトを開設しています。今後、同製品の紹介記事を順次公開予定。製品の特長を紹介するインタビュー記事から、製品を実際に導入して試したレポート記事までさまざまなものを掲載していきます。詳細は、こちらのWebサイトをご覧ください。