LeCroyの日本法人であるレクロイ・ジャパンは、高速シリアル通信解析向けに14.1Gbps 80ビット NRZ 8b/10bシリアル・データトリガデコードパッケージ「14GBIT-80B-8B10BTD」を日本国内で販売すると発表した。

同製品は、最高14.1Gbpsの高速シリアル伝送に、真のハードウェアトリガ機能を提供し、これまで捕捉することが難しかった信号の捕捉に寄与する。また、8b/10bシンボルトリガ機能も提供し、パターントリガやシンボルトリガ、基本的なトリガ機能を包括的にサポートする。

最高14.1Gbpsの真のハードウェアトリガは、シリアルデータパターン、シンボルおよび基本的なトリガ機能を提供する。専用のFPGAベースのハードウェアは、リアルタイムオシロスコープで捕捉される信号を絶えずモニタし、全ての特異なイベントを見つける。同機能は、NRZデータや8b/10bのエンコードに依存している高速バスシステムのデバッグを、簡単に素早く行うことができる。

さらに、8b/10bシンボルのデコード機能を備える。デコードされた情報は、捕捉した物理層波形の上に表示される。様々なシンボルやプロトコルは、色分けされ理解しやすいように表示される。デコード・アノテーション表示は、時間軸設定に応じて圧縮・拡大表示される。デコードは捕捉時間が長くても、非常に早く処理される。デコードアノテーション表示は、プロトコル・レイヤーのトラフィックをオシロスコープの画面上で見ることができるため、リンクが確立されデータ転送が正しく行われているかを確認することもできる。また、物理層起因ともプロトコル層起因とも判断がつかない相互接続性、エラー原因の切り分け、およびプロトコル?アナライザを接続すると消えてしまう物理層起因の問題などにも強力なデバッグツールとなっている。

今後、64b/66bシンボルトリガ、PCIe Gen1.x/2.0/3/.0プロトコルトリガにも対応する予定。価格は92万円から。

SFF 8431に適合したコンプライアンステストパッケージ