朝日新聞出版は、7月20日発売の朝日ノベルズ「星のパイロット」(笹本祐一著)の発売を記念して、同作の旧版であるソノラマ文庫版を絶版コミックの無料配信サイト「Jコミ」で特別公開すると発表した。

笹本祐一さんは、今春まで放送されていたテレビアニメ「モーレツ宇宙海賊」の原作ノベル「ミニスカ宇宙海賊」の著者として知られるSF作家。同社は今回、笹本祐一さんの過去作品である「星のパイロット」を新版として発売するにあたり、旧版を無料公開してプロモーションを行う。なお、新版には同作の誕生秘話として、「米西海岸航空宇宙取材日記」が特別収録されている。

「星のパイロット」は、民間の航空宇宙会社が群雄割拠する近未来の物語で、新人パイロット・羽山美紀の奮闘が描かれている。Jコミで公開される旧版には新版の広告が入っており、ビューワーでの閲覧のほか、PDFファイルとしてダウンロードも可能。DRM(Digital Rights Management)は設定されていないため、iPhoneなどにコピーして楽しむこともできる。また、テキスト検索にも対応している。