NECは7月12日、オラクル製品の標準サポートサービスの追加サービスとして、中規模システム向けに「予防保守サービス for Oracle」の提供を月額20万円(税別)より開始すると発表した。
「予防保守サービス for Oracle」は、「NEC HAサポート・サービス」のメニューの一部である「障害情報通知サービス」「パッチ選定サービス」に加え、「障害情報横展開サービス」を中規模システム向けに提供するもの。
オラクルが保守契約ユーザに毎月提供している情報に加え、NECが保有する独自の情報の中から、顧客システムで発生する可能性がある重要な障害問題やその回避策の情報を選定して提供する。
また、システム構成や利用しているOracle機能の情報をもとに、顧客システムへの適用が望ましいパッチの選定をNECが行い、複数のパッチの適用が必要な場合は、NECが複数パッチ間での競合確認を行った上で、推奨パッチの一覧を提供する。
顧客がオラクル製品による複数のシステムを利用している場合、その中の特定のシステムで発生した障害がシステム構成が異なる他のシステムにおいても発生する可能性があるかをNECが判断する。これにより、顧客内で同一の障害が発生することを未然に抑止可能だという。