Google Chrome runs web pages and applications with lightning speed.

Googleは15日(米国時間)、Chromeの最新安定版に「Web Intents」を実験的に導入したことを発表した。Googleでは昨年の8月上旬に、Chromeに「Web Intents」を取り込む計画を明らかにしていた。

Web Intentsは、Webアプリケーション間でシームレスにデータをやりとりするためのフレームワーク。Androidで提供されている「Intent」と似た機能を提供している。Googleでは、開発者がクライアントアプリケーションに簡単に他のWebサービスの機能を含めることができ、Webサービスごとの固有のAPIを組み込む労力が必要なくなるといった利点をあげている。

今回導入されたのは「Web Intents」のプロトタイプ版で、開発者に試してもらうために用意したという。現在のバージョンではプレフィックスおよびChromeウェブストアのアプリケーションのみ統合できるようになっており、この制限についてはフレームワークが安定してくれば解除するとしている。

GoogleではGoogleグループにディスカッションを設け、開発者からフィードバックや提案、質問を受け付けている。また、実装の仕様を議論できるようW3Cにメーリングリストを用意している。