米Googleは5月7日(現地時間)、ブロードキャスティング・サービス「ハングアウト オンエア」の正式提供を開始した。これまでホスティングを一部のGoogle+ユーザーに制限していたが、日本、米国、オーストラリア、英国など世界40の国と地域の全てのユーザーが映像のライブ配信を提供できるようになる。エンジニアリング・ディレクターのChee Chew氏によると、サービスのロールアウトは数週間で完了する。

ハングアウト オンエアは、最大10人が参加できるGoogle+のビデオチャット機能「ハングアウト」を拡張し、Google+ユーザーが簡単にライブ放送を行えるようにしたサービスだ。放送には招待された最大10人のGoogle+ユーザーが参加でき、ライブ映像はGoogle+チャンネルやYouTubeチャンネル、Webサイトなどを通じて広く一般に公開できる。放送中、ホストはリアルタイムで視聴者数を確認することが可能。放送終了後に映像コンテンツは自動的にYouTubeチャンネルにアップロードされるので、すぐに再共有できる。

限定提供中には、バラク・オバマ米大統領へのインタビュー、Suite 709やダリア・ムスクのコンサートなどのライブ放送が行われた。