米Googleのソーシャルサービス「Google+」のセーフティー機能が青少年向けに強化され、Googleアカウントを所有して同サービスを利用できる年齢が従来の18歳以上から13歳以上に引き下げられた。

ユーザーが青少年である場合、Google+での情報の公開やサークルに含まれないGoogle+ユーザーとの交流に注意が促される。例えば、コンテンツを「Public (公開)」や「Extended circles (友だちの友だちサークル)」で共有しようとすると、「サークルに追加した人物以外の人にも投稿が見られ、コメントされる可能性があります」という警告が表示される。最近のアップデートで、ユーザーに通知を送れる範囲や公開した投稿にコメントできる範囲を制限する設定が追加されたが、青少年のアカウントではこの設定の標準が「サークル内」になる (成人の場合は”Anyone”)。また、グループによるビデオチャットが可能なHangoutsにサークルに含まれない人物が参加した場合、Google+は青少年ユーザーを一時的にHangoutsから外して参加を継続したいか確認する。

投稿をサークル外に公開しようとすると警告が表示される

投稿にコメントできる範囲が青少年のアカウントでは「サークル内」が標準設定

Googleは新たにセーフティセンターを設けて、ティーンエイジャー向けのセーフティーガイドラインや、保護者や教育関係者向けのガイドなど、Google+を安全に利用するための幅広い情報提供を開始した。

なお新しい年齢制限はほとんどの国で13歳以上だが、スペインと韓国は14歳以上、オランダは16歳以上となっている。