Googleは4月25日、オンラインストレージサービス「Google Drive」を公開した。これまで、インターネット上で様々な憶測が飛び交ったサービスが、ついに正式公開となった。

公開されたGoogle Driveでは、ユーザは5GBまでの無料利用が可能となっている。5GBを超えて利用する場合には有料になっており、料金は25GBで月額2.49ドル、100GBで月額4.99ドル、1TBで月額49.99ドル。有料での利用を選択した際には、Gmailの容量も25GBまで拡張されるという。

Google Drive Webサイト

サービス開始にあわせて、PC・Mac・Androidで利用できるアプリが公開されており、iOS版のアプリも今後公開の予定で、プラットフォームに縛られないサービス利用が可能だ。また、今回公開されたGoogle Driveは、Google ドキュメントと統合されたサービスとなっている。

Google Driveでは、Webベースのファイルビューアが用意されている。発表によると30種類以上のファイルタイプが閲覧可能で、この中には、Adobe PhotoshopやIllustratorも含まれており、HD videoの再生にも対応している。PhotoshopやIllustratorファイルの編集はもちろんできないが、内容が見られるだけでも十分に役立つだろう。

また、ストレージに保存したデータの検索も強化している。たとえば、イメージファイルをアップロードすると、そのイメージに含まれるテキストがOCRで読み取られ、検索の際に利用できるようになる。たとえば、新聞記事の切り抜き画像をその記事内に含まれる単語で検索するといった使い方ができる。

また、イメージそのものを認識する機能もあり、発表では「グランドキャニオンの写真をアップすると、グランドキャニオン(原文ではgrand canyon)とテキスト検索して探すことが可能」としている。

Google Drive 機能紹介

Google Drive 利用画面