リコーは4月24日、大学の学生を対象に、同社製品を組み合わせたJavaビジネスアプリケーションのアイデアを考え、その実装までを含んだ開発技術を競うコンテスト「RICOH & Java Developer Challenge Plus 2012」の参加者募集を開始したことを発表した。
同コンテストは、2008年度より行われてきた「RICOH & Java Developer Challenge」を拡張したもので、従来のデジタル複合機(MFP)のJavaプラットフォーム上での組み込みプログラミング技術に加えて、レーザープリンタならびにプロジェクタも新たに開発対象として加えたものとなっている。
参加チームには従来同様、一次選考の課題として、エミュレータなどを使って開発したプログラムとレポートに加え、今回からはシステムを紹介する動画の提出も必須となった。
一次選考を通過できるのは8チームを予定。これら8チームには2013年1月に開催予定の最終選考での発表に向け同社から実機が貸し出され、実機でのプログラミングを行うこととなる。
審査は「技術」と「マーケティング」の両面から見られるため、システムデザインやプログラミングスキル、プログラムの完成度、技術文書の品質などに加え、コンセプトや独創性、操作性も重要な要素となってくる。また、最終選考会では、これらの各要素に加えて実機でのデモンストレーションならびにプレゼンテーションスキルといった部分も評価の対象となってくる。
今回の参加資格や募集期間などは以下のとおり。
- 参加資格:大学の学生と指導教員(個人でも複数名でのチーム参加も可)
- 参加費:無料
- 募集期間:2012年4月24日~5月31日
- 一次選考:2012年9月下旬(予定)
- 最終選考:2013年1月中旬(予定)
なお、2011年度に開催された「RICOH & Java Developer Challenge 2011」では海外招待チームとして中国から1チームが最終選考に参加したが、今回のコンテストでは海外からの一般参加も受け付けるとしている。