富士通は4月18日、マイクロソフトが提供するプライベートクラウド構築のためのプログラム「Microsoft Private Cloud Fast Track」に対応したソリューションを強化し、7月より販売開始すると発表した。

同ソリューションは、プライベートクラウド構築に向け、Hyper-Vについて事前検証されたサーバ、ストレージ、ネットワーク製品、ソフトウェアの構成を事前に設定済みの状態で提供し、Hyper-Vを活用したプライベートクラウド環境の構築を短期間で実現するもの。

今回の強化点は、マイクロソフトの最新の統合管理ソリューション「Microsoft System Center 2012」、富士通のダイナミックリソース管理ソフトウェア「ServerView Resource Orchestrator」の最新バージョンとサーバの最新機種へ対応するとともに、対応機種として新たにラック型サーバを追加すること。

これにより、システムの集約規模に応じて最適なシステムを選択することが可能となり、システム設計負荷が軽減されるとともに、事前検証ならびにセットアップ済みのため、短期導入、安定稼働を実現する。

同ソリューションは、ブレードサーバ「PRIMERGY BX900」、ラック型サーバ「PRIMERGY RX200/RX300」、ストレージシステム「ETERNUS」、スイッチ「SR-Xシリーズ」、「Microsoft System Center 2012」、「ServerView Resource Orchestrator」、ストレージ管理ソフトウェア「ETERNUS SF Storage Cruiser」 などから構成される。

富士通のブレードサーバ「PRIMERGY BX900」