IPAは4月2日、3月31日に締め切られた国際規格承認のための最終投票の結果、Rubyが国際規格ISO/IEC 30170として承認されたと発表した。
IPAでは、Rubyは、ISO/IECにおけるプログラム言語規格の分野で初の日本発の言語としている。
IPAは2008年にRuby標準化検討ワーキンググループを設置し、Rubyの言語仕様の国際規格化へ向けた事業を進めてきた。2011年3月にはJIS規格化が完了すると同時に、日本工業標準調査会を通じてISO/IEC JTC 1へ国際規格案として提案を行っていた。
Rubyが国際規格となったことで、言語仕様の安定性や信頼性が増し、Rubyを学ぶプログラマーの数、Rubyを採用する企業や組織の数が増大することが期待されるという。