Agilent Technologiesの日本法人であるアジレント・テクノロジーは2月23日、製品評価技術基盤機構から同社サービスセンターにおけるJCSS(計量法登録事業者制度)認定校正(ISO 17025認定校正)の範囲拡大が認定されたことを発表した。新たな校正範囲に対応した「JCSS認定校正サービス」は、順次、提供を開始する予定。

同社の「JCSS認定校正サービス」は、アジレント標準校正の内容に加えて、認定項目に対してJCSSの校正証明書を発行、提供するサービス。同社は計量法認定事業者の登録を受け、2000年4月から同サービスを提供してきた。現在、信号発生器、スペクトラム・アナライザ、ネットワーク・アナライザ、周波数カウンタ、パワーセンサ、パワーメータ、デジタル・マルチメータ、LCRメータなど、同社の計測器200機種以上に対して、同サービスを提供している。

同社では今回、20 A以下の直流電流、80 MHz以下の高周波電圧、110 dB以下の減衰量などで新たにJCSSの登録範囲を拡大した。また、高周波電力においては、従来のJCSS登録範囲である10MHz以上、18GHz以下から9kHz以上、26.5GHz以下へと拡大。これに伴い、JCSS登録事業者として唯一となる9kHzを含む高周波電力の校正が可能になり、EMC(電磁両立性)試験用計測器ユーザーのJCSS認定校正のニーズにも対応できるようになった。

また、近年ではISO/TS16949自動車産業品質マネージメントシステムの要求事項を満たすためにJCSS認定校正を求めるニーズが高まっている。こうした要望に対応するため、今回、JCSSの登録範囲を拡大し、より多くの計測器に対してISO/TS16949規格に対応したJCSS認定校正サービスを提供する。

なお、JCSS認定校正サービスは、国際MRA(相互認証)対応認定事業者としても認定されており、校正証明書は海外でも通用する。同社では今後とも登録範囲を拡大し、同サービスを提供できる計測器の数、認定項目を増やしていく計画をしており、トレーサビリティが証明された校正を必要とする顧客ニーズに積極的に応えていく予定。