デスクトップ3Dプリンター「Objet24」

オブジェットは、デンマーク コペンハーゲンのベラセンターで開催される「LEGO World 2012」にて、同社のデスクトップ3Dプリンター「Objet24」によるLEGO製品のプロトタイプ制作過程の実演や紹介が行われると発表した。

毎年コペンハーゲンで開催されるLEGO Worldは、LEGOブロックを学ぶ機会や、ブロックを使って物を作ったり遊んだりできる機会を提供するイベント。2012年は、2月16日から19日の期間に開催され、最終製品の開発に使用されているデジタル技術を取り上げた特設スタンドを設置。さまざまなLEGO体験に寄与している全プロセスを経験でき、その一環として同社の3Dプリンターが紹介される。

特設スタンドでは、「Objet24」がLEGO製品のプロトタイプ制作においてどのように使用されているかを実演し、LEGOミニフィギュアやLEGOブロックをはじめとする3Dプリントのサンプルも紹介。また、コンピュータ内にあるオリジナルのCADファイルから3Dプリンティング、最終的な原寸サンプルまでの開発プロセスも提示されるとのこと。

オブジェットにより3Dプリントされたプロトタイプ

LEGOプロトタイピング部門の責任者であるKenneth Wested Laursen氏は、「LEGOブロックはCAD画像としてコンピュータの中でデジタル的に生まれ、製造工程を通じて物理的なブロックに変換されます。オブジェットの3DプリンターはLEGOの開発工程において重要なコンポーネントとなっています。」とコメントしている。