NASAはこのほど、宇宙飛行士候補者の公募(募集期間は2011年11月15日~2012年1月27日)に6,300人以上の応募があったことを発表した。今回の応募者数は、公募開始以来二番目の規模になるという。

Astronaut Selection Program

応募者は面接や医学検査などの選抜過程を経て9~15人に絞られ、第21期宇宙飛行士クラスの構成員となる。また、今回選ばれた宇宙飛行士は、宇宙ステーションに打ち上げられる最初の商業ロケットに搭乗することになる可能性がある。

宇宙飛行士の選抜には、「学歴や職業で何を達成したかという点だけでなく、趣味や独特な人生経験など、人格と性格的特徴を示す要素にも着目する」とされており、最終選抜まで進んだ候補者は2013年春に発表される予定だ。

最終候補者は宇宙ステーションのシステムやロシア語、宇宙空間での歩行技術などについて2年間の初期訓練を受ける。訓練を完了した者はジョンソン宇宙センター内で技術業務を担当し、最終的には飛行ミッションに任命されることになる。

通常、宇宙飛行士候補者の公募には2,500人から3,500人程度の応募があるとされており、過去最多の応募数は1978年の8,000人となっている。