ソリトンシステムズは2月1日、Windows端末向けマルウェア対策ソフトウェア「Zerona(ゼロナ)」を販売開始したと発表した。同社では「従来のセキュリティ対策では防ぎきれない標的型攻撃に対抗できる製品」とする。

マルウェア対策ソフトウェア「Zerona(ゼロナ)」の操作画面

同製品は、パターンマッチング方式でウイルスを検出する従来の製品と異なり、脆弱性を突いて攻撃コードを実行する際のメモリ配置を監視することで、攻撃コードの実行をブロックするのが特徴。これにより、パターンマッチング方式のように端末に負担をかけないほか、個々の脆弱性に依存しないためさまざまなソフトウェアに対するコード実行型攻撃に対応できる。

この機能に加え、マルウェアを検知する4つのエンジンを搭載し、攻撃活動をしていない状態でのマルウェアの侵入や脆弱性を利用しないマルウェアも検知する。また、他のマルウェア対策製品と共存が可能で、すでにマルウェア対策を行っているPCのセキュリティを強化できる。

同製品は、同社「InfoTrace PLUSシリーズ」のマルウェア対策機能として追加される。10ライセンスから購入可能で、サブスクリプション価格は、「Zerona Z1」(コード実行型攻撃防御) ~5000円/年。「Zerona Z4」(コード実行型攻撃防御+3種の高精度検知エンジン)~1万円/年。