日立システムズは1月26日、同社グループの事業体制強化を目的に、システム構築・開発・監視・運用分野を担うシステムサービス系のグループ会社、工事・保守分野を担うサポートサービス系のグループ会社を、2012年4月1日付で合併・再編すると発表した。

同社は、経営スピードの向上と事業運営の効率化をグループ全体で進める一環として、1月1日に北海道・四国・九州のグループ会社を合併して各地域1社体制へ集約し、地域の顧客に密着した1社完結型のワンストップサービス体制を確立した。今回の合併や再編は、この取り組みを加速させるもの。

システムサービス系グループ会社の合併は、システム構築・開発・監視・運用分野を担うシステムサービス系のグループ会社であるコンピュータシステムエンジニアリングとクリエイティブソリューションを合併する。これにより、クラウド事業の中核を支えるシステム構築・開発・監視・運用事業の体制強化と経営効率の向上を図る。

コンピュータシステムエンジニアリングが存続会社となり、新商号は日立システムズエンジニアリングアンドソリューションと変更される。資本金は2億5,000万円、従業員数は約1,830名の予定。

サポートサービス系グループ会社の再編は、工事・保守分野を担うサポートサービス系グループ会社である日立フィールドアンドファシリティサービス、日立システムズ・テクノサービス、FSテクノサービスを、2社体制に再編する。

日立システムズ・テクノサービスが存続会社となり、FSテクノサービスが吸収される。新商号は日立システムズ・テクノサービスとなり(資本金は1億円、従業員数は約850名規模)、日立システムズフィールドアンドファシリティサービスとの2社体制となる。