Net Applications - Usage Share Statistics for Internet Technologies.

Net Applicationsから2011年11月におけるデスクトップOSシェアが発表された。11月のOSシェアはこれまでの傾向とは違う動きを見せた。これまで長期に渡って下落傾向を続けてきたWindowsが11月は反転してシェアを増やした。さらに11月はLinuxがこれまでにないほどシェアを増やしている。普段は変化が少ないOSシェアにおいて、10月以降比較的大きな動きが見られている。

2011年11月デスクトップOSシェア/円グラフ - Net Applications報告

2011年11月デスクトップOSバージョン別シェア/円グラフ - Net Applications報告

2011年11月デスクトップOSシェア/棒グラフ - Net Applications報告

2011年11月デスクトップOSバージョン別シェア/棒グラフ - Net Applications報告

順位 OS シェア 推移 備考
1 Windows 92.23% 長期に渡り下落傾向だが、11月は反転
2 Mac 6.46% 成長傾向
3 Linux 1.31% 強く増加。成長傾向
順位 バージョン別OS シェア 推移 備考
1 Windows XP 48.89% 減少傾向だが、11月は反転
2 Windows 7 34.60% - 成長傾向
3 Windows Vista 8.48% 減少傾向
4 Mac OS X 10.6 3.22% 減少傾向
5 Mac OS X 10.7 1.86% 増加傾向
6 Linux 1.31% 強く増加。成長傾向
7 Mac OS X 10.5 1.06% 減少傾向
8 Mac OS X 10.4 0.27% 減少傾向

増加の内訳を見ると、これまでシェアを増やしてきたWindows 7のシェアは変わらず、代わりにこれまでシェアを減らし続けてきたWindows XPが反転してシェアを増やしている。Windows Vistaはこれまで同様、シェアを減らしている。

ほぼ1%前後で推移してきたLinuxはここ数カ月成長傾向を見せており、11月は一気にシェアを増やして1.31%となった。Linuxのシェアを考えるとかなり大きな成長ということになる。11月はブラウザシェアにおいてもこれまで下落傾向を続けていたIE6のシェアが反転して増加している。Windows XPのシェアが増えたことと連動しているものと見られる。