Intersilは9月12日(米国時間)、12ビットA/Dコンバータ(ADC)ファミリ「ISL212Pxx」シリーズおよび14ビットADC「ISLA214Pxx」シリーズを発表した。

2シリーズは、サンプリングレートが最大130MSPS、最大200MSPS、最大250MSPSの3品種がそれぞれに用意されている。また、SN比は入力周波数が最高105MHzのとき、14ビット品で73.0dBFS以上、12ビット品で70.5dBFS以上を達成している。

また、独自技術である「FemtoCharge」テクノロジーを採用することで、1.8V単一電源で動作し、消費電力は450mW以下を実現している。

さらに、外部同期機能の搭載、チャネル間バランスの確保、および出力タイミングの最適化により、マルチチャネル構成の設計も容易に行うことが可能なほか、周波数の高い入力に対して75fsのクロックジッタにより高い性能を実現することが可能となっている。

なお、2シリーズともに10mm×10mmサイズの72ピンQFNで供給されすでに量産受注を開始しており、1,000個受注時の単価は24.55ドルからとなっている。また同社では、7mm×7mmサイズの48ピンQFNパッケージでの供給も計画中だという。

12ビットA/Dコンバータ(ADC)ファミリ「ISL212Pxx」シリーズおよび14ビットADC「ISLA214Pxx」シリーズの性能概要