免疫生物研究所とジェネティックラボは、共同開発を行ってきた「細胞株セルブロックアレイ(CellularMate)」の販売を開始したことを発表した。
同製品は、多種のヒト癌由来樹立細胞株をホルマリン固定パラフィン包埋した細胞ブロックをアレイ化し、薄切した後スライドグラスに切片を貼付したもので、いつでも均一な標本が入手できることから、医学や薬学分野の研究領域で頻繁に用いられる分析技術である、免疫染色、蛍光in situハイブリダイゼーション(FISH)、DNA抽出たんぱく質発現などの検索や、がん研究におけるコントロールサンプルなどへの適用を想定している。
包装形態は 切片スライドグラスをパラフィンコーティング後、脱酸素剤存在下で密閉包装しており、材料は「CellularMate Gast 9」が、ヒト胃癌由来細胞株およびヒト正常線維芽細胞株、「CellularMate Pulmo 10」が、ヒト肺癌由来細胞株および正常線維芽細胞株を用いている。
価格はいずれも1パックあたり3スライド入りで9万8000円となっている。