シャープは7月21日、スマートフォンなどの携帯機器向けに、4.0mm×2.0mm×1.2mmのパッケージサイズで0.02ルクスの低照度検出を実現した照度センサ一体型近接センサ「GP2AP020A00F」を発表した。7月25日よりサンプル出荷を開始し、8月30日より月産100万個にて量産を行う計画。サンプル価格は170円としている。
同製品は、照度センサと近接センサを一体化したセンサ製品で、照度センサと近接センサの受光部を1チップ化することで、従来品と比べ容積比で約16%の小型化を実現した。
また、受光感度を高め、処理精度を向上させる高分解能デジタル信号処理回路を内蔵したことで、0.02ルクスの検出を実現した。これにより従来は、搭載機器の表面に施すセンサカバーとしては光透過率の高い色が必要であったが、機器と同系色のカバーを採用しても、周囲の光の検出が可能になった。